マルチプロジェクションとパフォーマンスによるライブ上演。多層スクリーンへの映写と身体表現の合体による、斬新な上映=上演空間の創出。「音から作る映画」シリーズ最新作。世界初演。
- 出演:長宗我部陽子・黒田育世
- 振付:黒田育世
- リミックス:宇波拓
- 音楽・アクースモニウム演奏(音響):檜垣智也
- 構成・演出:七里圭
その娘は、母について話しつづける。姿を見せず幻聴のように、そば立つ声、さざめく響き。20台以上のスピーカーを駆使した立体音響システム=「アクースモニウム」の演奏で増幅、拡張されるサウンドの饗宴。2015年東京・両国、フランスFUTURA、2016年京都で上演された作品の改訂ロングヴァージョンの世界初演。
- 音楽・アクースモニウム演奏:檜垣智也
- 構成・演出:七里圭
2014年に上演された「音から作る映画」シリーズ第一作『映画としての音楽』を大幅に改定、英語ネイティブのパフォーマーを加えたインターナショナル版の世界初演。19世紀末にパリで生まれた映画と上演されなかった戯曲「サロメ」の奇妙な連関を字幕とボイスパフォーミングで語り起こす。
- 出演:さとうじゅんこ/Cal Lyall/James Hadfield/Miya/徳久幸太郎ウィリアム/sei/山形育弘/今藤哲平 他
- 音楽:池田拓実
- アクースモニウム演奏(音響):檜垣智也
- 構成・演出:七里圭
七里圭
「音から作る映画」は、ライブ・パフォーマンスと映画制作を往還しながら作品を発表する、映画監督七里圭のプロジェクト。映画制作の通常のプロセスを逆転して、音(サウンドトラック)から映像へ制作することで、映画に組み込まれた他ジャンルの要素をアンパッキング、多彩な表現者とコラボレートしながら、映画という表現形式を拡張する試みに挑んでいる。今回は、その新作を含む3作品を、日替わりで一挙に上演する。