演劇は人間でなければできないものなのか。 今、人間だけがもつ能力とされているものは、本当に 人間だけのものなのだろうか - ロボット演劇プロジェクトは「人間とは何か」という問いにダイレ クトに接続し、私たちにその更新を迫ります。 加えて、上演はロボット研究の社会実験を兼ね、結 果が次の試行に応用されます。つまりこの作品の観客は、今、ひとまず俳優とロボットを客席から 観るわけですが、遠くない未来、自らが役者となって演じることを宿命づけられてもいるのです。
会場:神奈川芸術劇場(KAAT) 大スタジオ
日時:2月19日(土)11:00開演 (TPAMパスをお持ちでない方を対象とした公演(チケット代金500円/回、通し1,000円):ご予約はこちらで。)
日時:2月19日(土)16:00開演 (TPAMパスをお持ちのお客様対象の公演)
製作:大阪大学石黒浩研究室、ATR知能ロボティクス研究所(アンドロイド演劇『さようなら』)、(株)イーガー(ロボット演劇『働く私』)、(有)アゴラ企画・青年団
青年団+大阪大学・ロボット演劇プロジェクト
(平田オリザ・石黒浩研究室・(株)イーガー 共同製作)
ロボット演劇 『働く私』
アンドロイド演劇 『さようなら』
演劇とロボット研究の世界的な才能がタッグを組み、大阪大学で進めている「ロボット演劇プロジェクト」の、異なる側面を持つ2作品。
実在の人間そっくりにつくられたアンドロイドと死を前にした女性の会話を通して「人間にとって/ロボットにとって、生とは/死とは」を問いかけるアンドロイド演劇『さようなら』、家庭用に開発されたコミュニケーション・ロボットが働けなくなった状態を通して「人間にとって「働く」とはいかなることなのか」を問うロボット演劇『働く私』〜近未来に訪れるであろうロボットと人間の関わりを表現する舞台作品であるとともに、上演プロセス全体がロボット研究に還元される、横断的・画期的なコラボレーション。
http://www.seinendan.org