質の高い<芸術>作品、教育などを含む<公共サービス>、そして<楽しみ>を共有できる場。 公共の場たる劇場の役割は これらの三つの要素から 成ると私たちは考えていますが、 これは「創造都市」の役割とも大いに共通するのではないでしょうか。 楽しみや教育が不足していると<芸術>が 分かりにくいと思われたり、 高度な芸術性を伴わない<楽しみ>が公共性 を持ち得なかったりというように、これらの三つの要素はお互いに支え 合っています。
近年では、例えばコンテンポラリー・アートや体験型パフォーマンスが、 美術館や劇場などの既成の文化的スペースを開放し、所得・国籍などを問 わず集まることができる実験的で開かれた「リヴィング・ルーム」とすることで、 アート・都市・市民の社会的階層を超えたインタラクションを実 現しようとしています。アーティストだけでなく、劇場、プロデューサー、プレゼンター、 プログラマーなどのプロフェッショナルの間でも、 そうした状態を作り出す必要性が実感されており、多様な実践が見られるようになってきています。
TPAM in Yokohamaは、国内でいち早く「クリエイティブ・シティ」構想を掲げた横浜の創造界隈にて、 舞台芸術の実験精神と都市のクリエイティビティを融合させ、 質の高いコンテンポラリー・パフォーミング・アーツの情報交換や具体的なプレゼンテーションを行ない、 議論を深め、広い意味での「出会い=ミーティング」を作り出し、横浜に根付いた舞台芸術 の国際的交流と創造的深化を目指します。
名称:
日本語名称:国際舞台芸術ミーティング in 横浜
英語名称: Performing Arts Meeting in Yokohama
通称:TPAM in Yokohama
会期:
2011年2月16日(水) - 2月20日(日)
TPAMショーケース対象期間:2011年2月12日(土)-2月20日(日)
併設事業:IETM Satellite Meeting: 2011年2月14日(月) - 16日(水)
主催:
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2011 実行委員会
(構成団体:国際交流基金、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、国際舞台芸術交流センター、事務局: 国際舞台芸術交流センター)
助成:財団法人日韓文化交流基金
後援:外務省、総務省、文化庁、神奈川県、横浜市APEC・創造都市事業本部、神奈川新聞社、NHK横浜放送局、tvk、横浜観光コンベンション・ビューロー、FMヨコハマ、社団法人全国公立文化施設協会
協力: BankART1929、NPO法人STスポット横浜、横浜アートプラットフォーム/急な坂スタジオ、横浜にぎわい座、有限会社ネビュラエクストラサポート(Next)、横浜美術館、Cafe´ Vacation、VELOTAXI、株式会社CINRA、株式会社 みかんぐみ、三本コーヒー株式会社
横浜創造界隈のプラットフォームを活用し、360°の舞台芸術環境を作り出します!
メイン会場:ヨコハマ創造都市センター(YCC)、神奈川芸術劇場(KAAT)、神奈川県民ホール
その他の会場:横浜赤レンガ倉庫1号館、象の鼻テラス、STスポット、横浜にぎわい座、 BankART Studio NYKほか
創造的・先駆的舞台芸術に横浜で取り組むことで、横浜から発信する国際的舞台芸術プラットフォームとネットワークの構築、横浜発の舞台芸術人の育成を通じて、横浜を日本における舞台芸術の発信地へ!
実施プログラム:
1.ブース・プレゼンテーション
2.ミーティング、セミナー
3.TPAMディレクション (国際舞台芸術ミーティング in 横浜 実行委員会がセレクトするショーケース)
4.海外ショーケース
5.ヴィジュアル・プレゼンテーションPlus
6.TPAMショーケース (有料登録型ショーケース)
7.スタジオ・ショーイング
8.関連企画
TPAM開催によって、アーティストや舞台芸術のプロフェッショナルが
街を行き交うといった国際的なにぎわいが創出されます。
また、広く一般の方の参加により、観客の創造にもつながります!
・コアプログラム:国内参加者 1,100名、海外参加者 230名
・ショーケース鑑賞者を含む総数:25,000人
*2009年度の開催実績より