Photo by Aki Onda

ゴック・ダイ/センヤワ

ゴック・ダイ[ハノイ]/センヤワ[ジョグジャカルタ]

KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
横浜市中区山下町281(地図で見る)
2.12 Sun20:00
2.13 Mon19:00
上演時間Run Time90 min
プロフェッショナル¥1,000
オーディエンス¥2,500
ベトナム語/インドネシア語、英語、ジャワ語
プロフェッショナル

政治的批判と露骨な歌詞から、ゴック・ダイの作曲したシャンソンを敢えて歌おうという者は彼の国にはいない。そこで、ハノイ音楽院で学んだこの作曲家は、自分の歌は自分で歌おうと決意した。今回の公演は彼のプロジェクト『Thằng Mõ』の世界初演となる。

センヤワは欧米や日本の実験音楽を解読し、ルリー・シャバラの巧みで多彩なヴォーカルテクニックが楽器製作者ウキル・スルヤディの激しくモダン=プリミティヴな演奏を分節する自分たち自身の音楽へと昇華した。

アジアの音楽状況の多様性と重層性を切り取るダブルビル。

アーティスト・トーク1:ゴック・ダイ × ジェン・シュー × 恩田晃

ゴック・ダイ

1946年、ベトナムに生まれる。1977年から1983年にハノイ音楽院で作曲を学ぶ。70歳に近づきながらも、彼が認知されたのは最近のことである。2010年ごろバンド「Đại Lâm Linh」を結成、自身のオリジナルの歌をアグレッシブなヴォイスの即興、歪んだ音響、ベトナムの民間楽器を取り入れて演奏し注目を集め、ゴールデンタイムのテレビにまで出演した。バンド解散後、1人で作曲を続け、2013年にアルバム『Thằng Mõ 1』を当局への歌詞の届け出なしでリリース。国内では販売禁止されている。

Ngọc Đại

センヤワ

ジョグジャカルタを拠点とする。インドネシアの伝統音楽の聴覚的要素を体現すると同時に、実験音楽のフレームワークを探究し、両方の限界を超えようとする。前衛からの影響と文化的継承の完全なバランスから、真に同時代的なインドネシアの新しい音楽を生み出す。2011年にメルボルン国際ジャズ祭に招聘され、ファウスト、トニー・コンラッド、シャルルマーニュ・パレスタインなどと共演したことで国際的なシーンに参入。以来ツアーや幅広いコラボレーションを世界中で行なっている。

Senyawa