舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)
- 2.16 Thu
- 11:00-13:00報告会Report
- 14:00-16:00総会General Assembly
- 2.17 Fri
- 11:00-13:00シンポジウム1Symposium 1
- 14:00-16:00シンポジウム2Symposium 2
- プロフェッショナル
- 報告会¥0
- シンポジウム¥0
- オーディエンス
- 報告会¥0
- シンポジウム各¥500
- *総会は会員のみ・当日入会可
舞台芸術と社会を繋ぐ全国的、国際的な会員制ネットワーク。今回のTPAMでは、総会(会員のみ・当日入会可)、報告会、2つのシンポジウムを開催します。シンポジウム1では、European Dancehouse Network(EDN)からスピーカーを招きます。シンポジウム2では、2016年8月に開始した「政策提言調査室勉強会」を受けて政策提言=アドボカシーをテーマに議論します。
European Dancehouse Network (EDN)
主催:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク共催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017 実行委員会
お問い合わせ:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク
シンポジウム1:アジアにおけるダンスハウス・ネットワーク構想〜European Dancehouse Network(EDN)の活動を参考に
• スピーカー:ヴァルター・ホイン(European Dancehouse Network 代表/Tanzquartier Wien 芸術監督)、ベッティーナ・マーズッフ(European Dancehouse Network 事務局長/tanzhaus nrw 芸術監督・取締役)、アナ・チャン(西九文化区 ダンス部門統括)
• モデレーター:小野晋司([公財]横浜市芸術文化振興財団 チーフプロデューサー[ダンス]、横浜赤レンガ倉庫1号館 館長)
ダンスに特化した会場のネットワークEuropean Dancehouse Network(EDN)の活動を紹介しつつ、アジア域のネットワークを牽引する香港・西九文化区のアナ・チャン氏、東アジアダンスプラットフォームを構想する赤レンガ倉庫の小野晋司氏を迎え、アジアの来たるべきネットワークのあり方とプラットフォームのあり方を共に考えます。
ヴァルター・ホイン(European Dancehouse Network 代表/Tanzquartier Wien 芸術監督)
1985〜1989年、Tanztage München、Dance Energy、Tanztendenz Münchenディレクター。1990年にプロダクション会社Joint Adventuresを立ち上げ、Tanzwerkstatt Europa、Nationales Performance Netz(NPN)などの全国的・国際的プロジェクトを実施。Tanzplattform Deutschland(1994年設立)共同設立者/プレゼンター。1999〜2004年、振付センター「luzerntanz」をluzernertheater内に立ち上げ運営。2009年よりTanzquartier Wien芸術監督。ダンスプラットフォーム、フェスティバルや議論の場、EUプロジェクト、助成システム「International Net for Dance and Performance Austria」などを推進している。
ベッティーナ・マーズッフ(European Dancehouse Network 事務局長/tanzhaus nrw 芸術監督・取締役)
ギーセンで応用演劇学を学び、ベルリンのフォルクスビューネなどでドラマトゥルクとして活動。フランク・カストルフ、クリストフ・シュリンゲンジーフ、ルネ・ポレシュなどと協働する。2003年から2009年まで、ベルリンのHebbel am Ufer(HAU)でダンスとパフォーマンスのキュレーターを務め、ユトレヒトのSpringdance Festival芸術監督、ベルリンの「8月のダンス」フェスティバル芸術監督を歴任。2014年1月からはデュッセルドルフのtanzhaus nrw芸術監督兼取締役。
アナ・チャン(西九文化区 ダンス部門統括)
香港の西九文化区でダンス部門を統括。文化区の芸術的方向性とダンス戦略を担当する。香港内外のアーティストに、創作と上演の革新的な形式を探求し、コンテンポラリー・パフォーマンスの諸問題を議論・考察するためのプラットフォームを提供する、一連のダンスプロジェクトを主導。また「Producer Network Meeting & Forum」を共同主催、キャンペーン「WE Dance」を立ち上げ。西九文化区でダンスの様々な国際的コラボレーションやパートナーシップ・プロジェクトを展開している。
小野晋司([公財]横浜市芸術文化振興財団 チーフプロデューサー[ダンス]、横浜赤レンガ倉庫1号館 館長)
青山劇場・青山円形劇場において多彩なダンスプログラムや国際的ダンスフェスティバル「Dance Triennale Tokyo」「Dance New Air」等をプロデュースし、国内外のアーティスト・制作者・劇場やフェスティバルと協働。横浜の街そのものを舞台に繰り広げる3年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」事務局長。今年で22回目を迎える「横浜ダンスコレクション2017」をプロデュース。日本ダンスフォーラム(JaDaFo)メンバー、(一社)ダンスニッポンアソシエイツ理事、文化庁芸術祭執行委員。
シンポジウム2:(改めて)公共性とは何か?〜公共圏の創造を目指して
• 第1部:講演「ニッチから公共の場へ」三島憲一
• 第2部:グループディスカッション + 発表
政策提言=アドボカシーをテーマに、日本社会の現実にリンクした議論をするため、批判的社会理論の研究、特にハーバーマスの公共圏の理論を中心に研究されている大阪大学名誉教授の三島憲一氏に、「公共の場、公共圏」についての講演をお願いしました。後半は、講演を受けて、参加者のみなさんとともに自由で闊達な議論を行える場を用意したいと考えています。
三島憲一(大阪大学 名誉教授)
1942年生まれ。ニーチェやベンヤミン、通称フランクフルト学派と言われる批判的社会理論の研究(特にハーバーマスの公共圏の理論)を中心に、現代の思想と文化、社会と政治を論じるつもりで仕事をしているが、「日暮れて道遠し」の感は否めない。著書『ニーチェ』(岩波新書)、『ベンヤミン — 破壊・収集・記憶』、『ニーチェかく語りき』(岩波現代文庫)など。