展示
コンセプト・演出・ドキュメンタリー:チョイ・カファイ
ドラマトゥルク:タン・フクエン
振付家:リアント、スルジット・ノングメイカパム、シャオ・クゥ、塚原悠也
サウンド・デザイン:チョウ・ツゥ・ハン、Zulkifle Mahmod
日本語通訳:井上知子
協力:KYOTO EXPERIMENT
助成:ナショナル・アーツ・カウンシル シンガポール
『ソフトマシーン』は、アジア各地のダンスの風景を探究する旅で撮影したドキュメンタリー映像、遭遇した振付言語、集めたコンテンポラリーダンスの記録を構成したインスタレーションである。
コンテンポラリーダンスの思考は、振付家の生活の文化的、社会的側面と切り離すことができない。本作品に収集された、ダンスの、ダンスからの、そしてダンスと共にある映像やインタビューは、アジアのコンテンポラリーダンスを網羅した辞典を作ろうという不可能な試みにあって、永遠に続く振付についての物語なのだ。
アジアを広く渡り歩いてダンスの現在形を探る『ソフトマシーン』プロジェクトは、振付の実験と創造についての新たな連作を生み出すことになった。
チョイ・カファイは2012年から5カ国13都市を旅し、現代のダンス作家たちに会い、インタビューしたのだ。こうした出会いを通じて、彼は88人の振付家、ダンサー、キュレーターのビデオ・インタビューの独自のアーカイブを作り上げている。
チョイ・カファイ
ベルリン在住のシンガポール人アーティスト。そのプロジェクトは現代の身体パフォーマンスと視覚芸術とテクノロジーの交錯点にある。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)卒業。ウィーンのインパルスタンツ(2015)、ベルリンの「Tanz Im August」(2013、2015)、シンガポール・アーツ・フェスティバル(2012)など世界各地で作品を発表している。