- 2.7 Sun14:00
- 2.8 Mon18:00
- プロフェッショナル¥1,500
- オーディエンス¥3,000
プロフェッショナル(要TPAM参加登録) | オーディエンス |
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チケット予約 |
言語:なし
振付:ピチェ・クランチェン
製作:ピチェ・クランチェン ダンスカンパニー、エスプラネード - シアターズ・オン・ザ・ベイ(シンガポール)
委嘱:エスプラネード - シアターズ・オン・ザ・ベイ(dan:s series 2016、シンガポール)
共同製作:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016実行委員会、アーツ・センター・メルボルン
テクニカル・コンサルタント:KAAT神奈川芸術劇場
タイ北東部のルーイ県で開催されるピーターコーン・フェスティバルからインスピレーションを得た作品。ピーターコーンでは、地元住民がさまざまな精霊をまつるために色彩ゆたかな仮面や衣装や小道具で仮装し、通りを練り歩いて陽気に祝い、精霊と人間が自由になんの恐れもなく交流し、2つの世界が混在となってダンスが生まれる。『Dancing with Death』では、これまでクランチェンがタイ古典舞踊をもとに作り上げてきたコンテンポラリーダンスの技法と、民族舞踊の開かれていて即興的、有機的、直観的な性質とが融合して、新たな身体言語が生み出されている。この新たな動きの原理によって、ダンサーたちがさまざまに異なるポーズ、身振り、姿勢を新たに即興し続けることが可能になっている。この作品は持続的創造の振付であり、永遠循環としての「死後の生」のイメージである。
ピチェ・クランチェン
ピチェ・クランチェンは、伝統の持つ精神を心にとどめつつ、タイの古典舞踊の身体言語を現代の感性へとつなげ、新たな可能性を見出そうとしている。16歳の時、タイ古典仮面舞踊劇コーンの第一人者チャイヨット・クンマネーのもとでコーンの訓練を開始。
バンコクのチュラロンコン大学で美術・応用美術の学士号を取得した後は、ダンサー及び振付家として舞台芸術を探究してきた。北米、アジア、ヨーロッパの各地でインターカルチュラルな舞台芸術プロジェクトに参加。ヨーロッパ文化財団から「文化的多様性のためのマルフリート王女賞」(2008)、フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ章(2012)、アジアン・カルチュラル・カウンシルからジョン・D・ロックフェラー三世賞(2014)を受けるなど栄誉ある世界的な賞を多く受賞している。