《連続セッション:アジアにおけるコプロダクション》 セッションⅢ:プロデューサーからの視点〜ピチェ・クランチェン『Dancing with Death』をめぐって
今年のTPAMコプロダクションで上演するピチェ・クランチェン『Dancing with Death』はピチェ・クランチェン ダンスカンパニーとエスプラネードが共同製作の胴元となり、共同製作にはTPAMとアーツセンター・メルボルンが名を連ねています。プロデューサーの立場から1つの作品を創作するにあたり直面した具体的な課題などについて話し合いながら、今後のアジア圏におけるコプロダクションの可能性について議論します。
スピーカー
フェイス・タン(エスプラネード プロデューサー)
エスプラネード(シンガポール)のプロデューサー、プログラム編成担当者。2006年、エスプラネード・ダンス・フェスティバル(da:ns festival)の創設を手掛け、毎年恒例の大規模な国際フェスティバルへと育てた。昨年は、新たにda:ns labを開始し、ダンサーたちが自らの活動を考え、深めるためのワークショップを促進する場を生み出した。
スティーヴン・アームストロング(アーツセンター・メルボルン クリエイティブ・プロデューサー)
エグゼクティブ・プロデューサーとして演劇、ダンス、オペラ、文学、映画、デジタルアート、コラボレーションなど様々な企画に携わる。既存作品の翻案や改作に定評がある。現在は、2017年1月から4月まで開催される新たなフェスティバルAsia TOPA(アジア太平洋舞台芸術トリエンナーレ)でクリエイティブ・ディレクターを務める。
丸岡ひろみ(TPAMディレクター)
国際舞台芸術交流センター(PARC)理事長。2005年よりTPAM(11年より国際舞台芸術ミーティング in 横浜)ディレクター。2003年ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(PPAF)を創設。2008年・2011年TPAMにてIETMサテライト・ミーティング開催。2012年、サウンドに焦点を当てたフェスティバル「Sound Live Tokyo」を開催。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)副理事長。