※プログラムは1月20日現在のものです。予告なく変更する可能性がありますのでwww.tpam.or.jpでご確認ください。
※チラシに掲載しておりました“メキシコの舞台芸術を紹介するセミナー”は、諸事情により中止になりました。
日本におけるコミュニティダンスの現在と可能性 U
●3月5日[木]10:00〜12:00/日仏会館
モデレーター: 佐東範一[NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表]
スピーカー: 横山恭子[(財)福岡市文化芸術振興財団 事業課事業係 事業コーディネーター]
TPAM2005、2008に引き続き、日本において着実にひろがりつつあるコミュニティダンスを取り上げます。本年度、DANCE LIFE FESTIVAL2008として札幌、多治見、福岡、富山、山県の5ヶ所 で、子供から高齢者、障害のある人などさまざまな人を対象にダンスのワークショップと公演が実施されます。イギリスで定着した"地域におけるダンスの活動"が日本ではどのように発展していくのか? フェスティバルの報告とともに、みなさんと"地域におけるダンスの活動"について今後の展望を考えたいと思います。
● SATO Norikazu
1960年北海道生まれ。80年舞踏グループ「白虎社」の創立に参加。以後94年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。96年アメリカ・ニューヨーク、ダンス・シアター・ワークショップにて1年間のアートマネージメント研修。97年アメリカ・インドネシア・日本の3カ国による国際プロジェクト「トライアングル・アーツ・プログラム」に参加。98年から3年間の準備期間を経て、2001年NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)を京都にて設立。日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。
● YOKOYAMA Kyoko
福岡出身。商社勤務を経て、05年NPO法人FPAP入社。地元の小劇場や練習場にて舞台芸術振興事業の企画・運営等をおこなう。07年世田谷パブリックシアター「パブリックシアターのためのアートマネジメント研修」参加。08年4月より現職。主にダンス事業を担当し、主催事業(「ダンスライフフェスティバル」「アジア・コンテンポラリーダンス・ナウ!」「福岡フリンジフェスティバル」等)や他都市のカンパニーとの提携公演、学校や地域でのワークショップ等に携わる。
<同時通訳付>
財団法人地域創造主催セミナー
アウトリーチを検証する!
〜文化・芸術による地域交流プログラムの新たな可能性を考える〜
●3月6日[金]10:00〜12:00/恵比寿ザ・ガーデンホール
進行:吉本光宏[(株)ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室長]
パネリスト(五十音順):
大月ヒロ子[ミュージアムエデュケーションプランナー、(有)イデア代表取締役]
奥村高明[国立教育政策研究所教育課程センター教育課程調査官]
堤 康彦[NPO法人芸術家と子どもたち代表]
津村 卓[地域創造プロデューサー]
中村 透[琉球大学教育学部教授]
多くの公立文化施設や美術館、文化財団、NPOが取り組む、アウトリーチ。急速な広がりをみせる一方で、形式的な取り組みにとどまっているものも多くあります。このセミナーでは、アウトリーチの現場の事例を中心に、文化・芸術の普及だけでなく、教育や福祉、地域作りと連携した、文化・芸術の新しい可能性などを紹介しながら、これからのアウトリーチのあり方について考えます。これからの公立文化施設と地域の関係性や、戦略的なアウトリーチ事業の組み立て方の参考になるセッションです。(共催:社団法人全国公立文化施設協会)
※ 当セミナーには、TPAMパスご購入の上、別途セミナーの事前予約が必要です。下の「地域創造主催セミナー参加申込書」にお名前、ご所属、ご住所、Tel/Fax番号、e-mailをご記入頂き、Faxで財団法人地域創造(03-5573-4060)までお申込みください(定員に達し次第、締め切ります)。
● YOSHIMOTO Mitsuhiro
早稲田大学大学院修士課程(都市計画)修了後、社会工学研究所などを経て現職。東京オペラシティや世田谷パブリックシアターの文化施設開発などにコンサルタントとして携わる一方、公立文化施設の運営や評価、文化政策に関する調査研究にも取り組む。主な著書に「アート戦略都市(監修)」、「指定管理者制度−文化的公共性を支えるのは誰か(共著)」など。現在、文化庁文化審議会文化政策部会委員、東京芸術文化評議会専門委員、創造都市横浜推進委員会委員長、東京藝術大学大学院非常勤講師、NPO法人STスポット横浜副理事長。
● OTSUKI Hiroko
板橋区立美術館学芸員として、数多くの展覧会やワークショップを企画。独立後、有限会社イデアを設立。湘南台文化センターこども館、東京都写真美術館、沖縄ワンダーミュージアム他、数多くのミュージアム開設に関わる。大阪府立大型児童館ビックバンでは企画運営部門全体を受託し、国内初の移動ミュージアム事業を立ち上げる。九州国立博物館の教育ゾーン「あじっぱ」では、展示およびキットの総合プロデュースをおこなった。コミュニケーションを誘発する学びの空間として、東京大学情報学環コモンズの空間監修なども手がけている。
● OKUMURA Takaaki
宮崎大学大学院修士課程(美術教育専修)修了。1982年より宮崎県延岡市立旭中学校教諭、その後小学校教諭、高知大学非常勤講師、宮崎県立美術館学芸主査を経て、2005年より現職。学習指導要領や教育課程の立場から全国で講演等を行うほか、2006年から始まった国立美術館主催の全国的な鑑賞教育研修会、公立美術館の研修講座、学会などの招待シンポジウム、NPOによるアート・マネージメント研修会などで講師を務め、保護者を巻き込んだ「子どもの絵のギャラリートーク」にも携わる。
● TSUTSUMI Yasuhiko
1987〜97年、東京ガス(株)に勤務。その間に超高層ビルの建設運営業務に携わり、そのホールやギャラリーでの舞台公演や美術展を数多くプロデュース。その後、芸術普及NPOやチルドレンズミュージアム等の勤務を経て、エイジアス(ASIAS:Artist's Studio In A School)を2000年からスタートさせる。活動の拡大に伴い、2001年「特定非営利活動法人 芸術家と子どもたち」を設立、代表を務める。学校教育と地域(まち)という2つのフィールドで子どもに関わる事業を展開している。(財)地域創造公共ホール現代ダンス活性化事業コーディネーター。
● TSUMURA Takashi
大阪の情報誌プレイガイドジャーナルで企画を担当。1985年大阪ガスの扇町ミュージアムスクエアを企画し、副支配人兼プロデューサーに。'87年より兵庫県伊丹市の伊丹市立演劇ホール(アイホール)チーフプロデューサー。'97年よりびわ湖ホールの演劇部門に関わる。'95年より現在、財団法人地域創造に所属し芸術環境部プロデューサーをつとめる。2000年より北九州芸術劇場に関わり、劇場のハードソフト両面の総プロデュースを手がける。北九州芸術劇場チーフプロデューサー兼館長。
● NAKAMURA Toru
琉球大学教授・芸術文化学博士。昭和52年度国民音楽進行財団吹奏楽作曲コンクール第一位(「ばんがむり」)。平成2年度文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(グランプリ)受賞(オペラ「キジムナー時を翔ける」。オペラ作品として喜劇「銀行強盗」('87)、「キララ〜南の島の雪女」('89)「キジムナー時を翔ける」('90)以上沖縄、「龍神の玉」(香川国民文化祭 1997)、「御柱」(岡谷カノラ芸術祭・'98)、「日光」( 栃木'01)などの日本各地のオペラ作品を委嘱される。台本・作曲をともに創る作家として評価されている。合唱曲「四つの沖縄の歌」「真南風の祈り」などが代表作。その他オーケストラ、室内楽曲等では沖縄の伝統文化に素材をおく作品を創ってきた。現在琉球大学では、作曲理論のほか、子ども文化論、地域文化政策論、舞台制作論等を担当。
<同時通訳付>
舞台芸術における情報発信について考える
〜フライヤーからインターネットまで〜
●3月7日[土]10:00〜12:00/恵比寿ザ・ガーデンホール ヴィジュアル・プレゼンテーション会場
モデレーター: 小沢康夫[プロデューサー/日本パフォーマンス/アート研究所代表]
スピーカー:
安藤光夫[株式会社エンタテインメントプラス(e+)営業二部(演劇・クラシック)部長]
小崎哲哉[『REALTOKYO』『ART iT』編集長]
杉浦太一[株式会社CINRA 代表取締役社長]
松本弦人[グラフィックデザイナー、アートディレクター]
ここ数年で、さまざまな媒体、方法によってこれまで以上に多くの舞台芸術に関する情報が発信されるようになりました。しかし、情報量の多さ故に、伝えたい情報が必要としている相手に的確に伝わっているのか、多様な発信方法を上手く使うことができているのかという悩みを制作者は抱えています。このミーティングでは、情報を発信している関係者が集まり、舞台芸術に関する情報をどんな方法で、誰に向けて出していくのか、参加者にも発言をしていただきながら、互いのアイディアを交換・共有する場としたいと思います。
● OZAWA Yasuo
2003年企画制作会社プリコグ設立。08年代表を退き後進に譲る。同年日本パフォーマンス/アート研究所(
http://j-pai.net)を設立。コンテンポラリーダンス、現代美術、現代演劇、メディア・アート、音楽など既存のジャンルにこだわる事なく、独自の観点でプロデュースする。近年の主な活動にラフォーレミュージアム原宿30周年企画「HARAJUKU PERFORMANCE +Special」、金沢21世紀美術館「二十一世紀塾」、美学校「超・日本・パフォーマンス論」、創形美術学校での講師やトーキョーワンダーサイト主催「Arts Program Section」チューターなどパフォーマンスに関するレクチャー、フェスティバルの企画運営、オルタナティブスペースのコンサルティングなど多数。「東京芸術見本市」では2005、2007においてインターナショナル・ショーケースのディレクションを担当。
● ANDO Mitsuo
1961年東京生まれ。1983年西武百貨店入社の後、チケットセゾン演劇担当、SSコミュニケーションズ・デジタルメディア室などを経て、1999年e+入社。現在、株式会社エンタテインメントプラス(e+)営業二部(演劇・クラシック)部長。
● OZAKI Tetsuya
1955年東京生まれ。カルチャーウェブマガジン『REALTOKYO』(
www.realtokyo.co.jp)、アート雑誌『ART iT』(
www.art-it.jp)発行人兼編集長。89年、文化情報誌『03 TOKYO Calling』の創刊に副編集長として携わり、96年にはインターネットエキスポ日本テーマ館『Sensorium』のエディトリアルディレクションを担当する。企画制作作品にCD-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』、写真集『百年の愚行』などがある。京都造形大学客員教授。
●SUGIURA Taichi
1982年・東京生まれ。2003年に大学在学中にCINRAを立ち上げ、面白そうな人たちを集めるネタにする。2006年に卒業と同時に株式会社化。現在、アート、音楽、演劇などを扱うカルチャーポータルサイト『CINRA.NET』(
http://www.cinra.net)を運営し、毎月無料のライブイベント『exPoP!!!!!』を開催。その他、インターネットにまつわる広告・企画・制作なども行なう。考え込んだり集中すると、舌がちょろっと飛び出るらしいことが発覚(早く言ってよね…)。 というわけで、前世はトカゲ説が濃厚。
● MATSUMOTO Gento
グラフィックを中心とした様々なジャンルの企画、デザイン及び、著者・原作者としてデジタルメディアなどの企画制作の2軸で活動する。最近の仕事は、LAFORET GRAND BAZAR、BEAMS30周年カタログ雑誌「B]など。演劇のフライヤーデザインとしては「毛皮族」、「HARAJUKU PERFORMANCE +Special」などがある。2008年より、誰でもカンタンにWeb本がつくれるサービス「BCCKS」(
http://bccks.jp)を開始。2009年4月より「STUDIO VOICE」のリニューアルデザインを担当。