スパイラル
「聲明」コンサートシリーズvol.23
千年の聲
明恵上人「四座講式」800年紀
— 語りものの源流
2.14 Sat16:00「涅槃講式」
19:00「羅漢講式」「遺跡講式」
2.15 Sun16:00「舎利講式」
前売 ¥4,300
当日¥4,500
3回通し券 ¥10,000(前売のみ)
TPAM参加登録者特典:¥3,800
•つくる人(要TPAM参加登録)
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上演時間 : 110分(予定)
2015年は明恵上人によって作られた『四座講式』の 800年紀にあたります。
『四座講式』は、日本で作られた叙事的な日本語の声明として、浄瑠璃や平曲など語りものも源流と云われています。1215年(建保3)2月15日、明恵上人は栂尾高山寺の涅槃会に際し『四座講式』を撰述し、演唱されました。 『夢幻記』でも有名な明恵上人。幼少の頃から釈尊を慕い、インドへの渡航を 2 度にわたって企てながらもその夢はついぞ叶えられませんでした。その釈尊に対する恋慕渇仰の思いが 聴聞の人々の胸を打ち、各地の涅槃会で用いられ、講式中の講式として普及し、今日に唱え継がれています。
《四座講式》
「涅槃講式」
沙羅双樹の下で入滅した釈尊の最後の様子を伝えます。
「羅漢講式」
釈尊から仏法を護持することを託された16人の仏弟子たちの物語です。
「遺跡講式」
菩薩樹など釈尊ゆかりの遺跡を尋ねた人々の物語です。
「舎利講式」
仏法を伝えるために遺された釈尊の遺骨(仏舎利)の功徳を物語ります。
問合せ:03-3275-0220 (魁文舎), 03-3498-1171 (スパイラル) /
Email (魁文舎)
千二百年の伝統を誇る日本の音楽の貴重な財産である「聲明」。その伝統の継承と発展を目的に、日本の聲明の二大潮流を成す真言宗・天台宗の指導者が宗派を越え結成した。97年に旗揚げした「聲明四人の会」+シャブダの名称を、中堅、若手の著しい成長から「声明の会・千年の聲」と改め、更なる飛躍を目指し国内外で活動している。定期公演「千年の聲」を基盤に、古典作品の紹介と優れた作曲家に委嘱する新作聲明を発表し、聲明のもつ伝統の深さと現代への可能性を追求している。CDリリースに「阿吽の音」「存亡の秋」(鳥養 潮 作曲/(財)ビクター伝統文化振興財団)がある。