Black & White KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ 2.14 Sat 15:30 2.15 Sun 17:00 • つくる人 ¥1,500 購入リストに追加 Add to Basket 2 […]
このディレクションでは、「ダンサー」の仕事について注視したい。厳密に定められた<振付>を通して、またある一定のルールに基づいた即興性の強い構造を通して、ダンサー達は「ダンスになる瞬間」をどのように起こすのだろうか。踊ることを人生の選択として選んだ人々によって焚かれるダンスになる瞬間を味わいたい。そして、<振付家>はその「ダンスになる瞬間」を引き出す(引き起こす)思想や方法を構築しては脱構築し、身体性を伴いながら更新を重ねてきた先に、現在、“身体”を通したあるいは“身体”を通して世界をどのように見ているのだろうか。日本あるいはタイを拠点に、既存の思想や方法を越えた地平を独自に編み出し、新たな文脈を創出している黒沢とピチェの代表作の現在形を提示する。同時に、「ダンスは社会に役立つか」という命題から、そして「“私が”踊る理由」という事情から、自由になれるだろうか。無意味であること、個人の事情に属さないこと、「ダンスがダンスであること」が成立する場について考察したい。上記の二つの軸が交差すると確信した二作品を上演します。