BankART Studio NYK, NYK ホール
2.11 Wed 13:00 – 18:00
入退場自由
• つくる人:無料(予約不要)
• みる人:¥500 (当日のみ)
※ 参加方法/チケットについて
ある言語の形態が溶解していくプロセスを追求するパフォーマンス。人間の話す言語は文化、思考、アイデンティティの土台であり、私たちはそれを用いて他人とコミュニケートしていますが、『I LOVE YOU』(2007)はそれを使うことの利点と弊害について考えさせる時間耐久型のパフォーマンスで、始終、「I LOVE YOU」と言いながら重い大きなガラスの板を抱えて動き回ります。
コンセプト・パフォーマンス:ムラティ・スルヨダルモ
ムラティ・スルヨダルモのパフォーマンスは、身体とそれが帰属する文化、環境との間の関係をテーマにしている。その場にいることを通して彼女は物事を編集し、抽出し、観念化し、そしてそれを動きへと変換していく。文化や社会、政治的な事柄をも取り込み、自身の心と体で表現する。身体を使うだけでなく美術の要素も取り入れ、アイデンティティやエネルギー、政治、そして身体と環境の関係について語る。 ドイツのブラウンシュヴァイク美術大学で古川あんず、マリナ・アブラモヴィッチの下で学ぶ。1996年より数多くの国際的なフェスティバルや展覧会に参加している。第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2003)、アイルランド近代美術館『Marking the Territory』展(2001)、アムステルダム・ヴァン・ゴッホ美術館『エゴン・シーレの人生』展(2005)を始め、ビデオブラジル(サンパウロ)、ワールドカルチャーセンター(HKWベルリン)、第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ・ダンスフェスティバル、イタリア・ボルツァーノの『マニフェスタ7』展(2008)、イントランジット・フェスティバル(HKWベルリン、2009)、トロントのルミナート芸術フェスティバル(2012)などでも作品を発表している。ここ6年間はインドネシアや東南アジア各国でも作品を発表。インドネシア・ソロのパデポカン・レマ・プティ学校では2007年より毎年、パフォーマンス・アート・ラボラトリー・プロジェクト、および「undisclosed territory」パフォーマンスアートフェスティバルを企画運営している。