ヒッキー・カンクーントルネード
2.7 Sat 19:00
2.8 Sun 16:00
※ 公演終了後、岩井秀人によるアフタートークを開催します。
日英通訳あり。
• つくる人 ¥1,500
• みる人 ¥2,500
※ 参加方法/チケットについて
2003年初演。平和と経済発展は幸福に関わる条件には違いないが、すなわち幸福とはいえません。今なお社会に潜在する「引きこもり」の視線を通して、家族関係や日常のコミュニケーションにはらまれる躓き、齟齬、矛盾をつぶさに取り出し、軽やかなユーモアとともに日常を生きることの重みを示します。
作・演出:岩井秀人
出演:田村健太郎、岡田瑞葉、松澤匠、平原テツ/チャン・リーメイ
舞台監督:谷澤拓巳
照明:松本大介
照明操作:和田東史子
音響:中村嘉宏
衣裳:小松陽佳留
字幕:門田美和、鄭亜美
制作:三好佐智子、坂田厚子、藤木やよい
製作:有限会社quinada、ハイバイ
協力:至福団、松本デザイン室、une chrysantheme、Love&Light
2003年に主宰の岩井秀人を中心に結成。そもそも気まずいシチュエーションに、なんとも要領の悪い人や空回りするくらいの自意識を振りまく人、どこか世の流れに上手く乗っていけない感じの人たちが現れて、あたふたしているうちに目も当てられない状況になっていくのを笑っていると、まんまと人生の深淵を覗かされてしまうのがハイバイ。相次いで向田邦子賞と岸田國士戯曲賞を受けた岩井が描く、ありえそうでありえないそんな世界を個性的な俳優たちのおかげで「ありそうだぞ、いやこれが世界そのものだ」って思わせちゃうのがハイバイ。代表作は『ヒッキー・カンクーントルネード』『て』『ある女』。2013年の10周年記念ツアー『て』では全国6都市を巡り、観客数は5,500名を突破した。(プロフィール作成協力:鈴木励滋)
岩井秀人
1974年、東京都出身。15歳から20歳くらいまでを、「引きこもり」として過ごす。2001年、桐朋学園大学卒業。2003年「ハイバイ」を結成。劇作家・演出家・俳優として活動する。作品の多くは自身の個人的な体験を元にした、生々しくも笑えるコメディ。自己と他者との距離感に敏感過ぎる主人公を中心にした人間関係を、徹底的に客観視することから可笑しみと切実さが立ち上がる。2012年、NHKハイビジョン特集ドラマ『生むと生まれるそれからのこと』の脚本で第30回向田邦子賞を受賞。2013年、『ある女』の脚本で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。