静
日本中世における男装の舞白拍子舞は現在伝承されていない。静御前の伝説を元にリサーチを行い、現代における白拍子の舞を作り出す試み。白拍子は巫女と遊女という両極の女性像を内在しており、舞踊の根源を探るうえでとても興味深い事例である。音楽に国内外で活躍する箏奏者八木美知依を招き、昨年KAAT神奈川芸術劇場で発表した『しづ』(20min)をフルレングスバージョンに改訂再演する。
問合せ:木野彩子 080-4096-0610/Email
横浜ダンスコレクション 2003 Solo x Duo <Compétition>にて財団賞を受賞後、英国Russell Maliphant Companyでダンサー時代を経て、ソロ作品を中心に発表するダンサー・振付家。The Place(Place Prize 08、Spring Loaded 08, 09)、ダンストリエンナーレトーキョー等で作品発表後、即興要素を含めた実験的作品作りを屋外、教会などで展開している。八木美知依とは2010年に行なった鎌倉・ギャラリー招山でのパフォーマンスから引き続き「静の舞」をテーマに日本の美しさと、構造のある即興音楽・ダンスの可能性を追求し続けている。