賽の河原
賽の河原で積み石を崩すことが仕事の鬼は、最近腰が悪い。愛用の武器、金棒は短いうえ重いので、チタン製のゴルフクラブを購入。腰を曲げず、豪快に亡者の積み石を弾き飛ばす。積んでは崩す、その不毛なゲームに終わりはあるのか。短篇『賽の河原で踊りまくる亡霊』をベースにしたパフォーマンス。劇場を飛び出した形で、TPAMショーケースに参加します。
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東京を拠点に活動するイキウメ(作・演出の前川知大と浜田信也、安井順平、伊勢佳世ら7名の俳優)が、劇団からはみ出した表現を求め、2013年から始めた別働隊。第1回公演『地下室の手記』では、ドストエフスキー原作を翻案。帝政ロシアの閉塞状況と現代日本を重ね合わせ、自意識の牢獄を描く。原作を忠実にトレースしつつ、会場は爆笑の渦となるパフォーマンスが話題を呼ぶ。