日本 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)
/フィンランド ZODIAK ー コンテンポラリーダンス
レジデンス エクスチェンジ 共同製作プログラム
KITE
灰が降る
2.16 Sun 15:30
フィンランドと日本のダンス・アーティストが、互いの国のダンサーとクリエイティヴィティを深め、エクスチェンジ滞在制作を行ないました。
ヘルシンキにある先駆的なダンス・オーガニゼーションZODIAKとJCDNの共同製作。
『KITE』
空を飛んでいる凧は、
軽さ 喜び 遊び心 静けさ 停止
予期せぬ瞬間 勇気 スピード 自由
そして、人生そのもの。
それは私を変えてくれる。
『灰が降る』
この作品は、1900年生まれの日本の詩人三好達治による詩『灰が降る』をサブテクストに、世紀を隔ててなお人類を翻弄し続ける「核」の問題を入り口に、文明の孕む問題、その中での身体とダンスの未来を考察し、ダンス作品化する。
『KITE』
振付:エルヴィ・シレン
出演:垣尾優、川口隆夫、玉邑浩二、立石裕美
照明デザイン:藤本隆行
作曲・音響デザイン:アーケ・オッツサラ
ボイス:ミオン・ウォーシャ
衣装:斉藤絵美
『灰が降る』
振付:坂本公成
出演・声・唄:メーリ・アルトメッツ、 テルヒ・ヴィマラ、ヤルッコ・レヘムス、ヴィッレ・オイノネン
照明デザイン:藤本隆行
音響デザイン:山中透
音楽:山中透、Alva Note、Fennesz、『Tuu tuu tupakkarulla』(フィンランド民謡)
テキスト:三好達治、茨木のり子
翻訳:坂本公成、おさみつみか、ヤルッコ・レヘムス&HAIGAFURUチーム
衣装アシスタント:サンナ・ボルストム
共同製作パートナー:HIAP – Helsinki International Artists-in-Residence Programme, Full Moon Dance Festival
主催:NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)、Zodiak – Center for New Dance、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2014 実行委員会
エルヴィ・シレン
振付家、舞踊家、舞踊指導者であるErvi Sirénは1970年代よりフィンランドのコンテンポラリーダンスの発展に広く影響を与えてきた。70年代にはカンパニーDance Theatre Rolloのダンサー/振付家として活躍し、80年代はシアターアカデミーの講師を務めながら、ソロ作品や多くの振付作品を発表。1998年から2007年には舞踊学部の教授を務めた。Sirénの身体に刻まれた知識は、多くの舞踊家へ伝えられてきた。独特なダンスメソッドを通してダンサーの動きを発展し、そこに新たなダンスの性質を可視化させている。
振付・演出家。ダンスカンパニーmonochrome circus主宰。福岡県出身。京都大学で美学を学び、京都精華大学大学院にて人類学を学ぶ。作品はフランス、ドイツ、ポルトガルなどヨーロッパ、そしてアジア十数カ国で上演されている。京都国際ダンスワークショップフェスティバルプログラムディレクター。2009年『混浴温泉世界』での『ダンサーを探せ!! 』、2010年grafとの『直島劇場』や2011年『TROPE』など。『身体との対話』コンタクトを軸に、都市、景観、建築などへの幅広いリサーチを続けている。