TPAM in Yokohama 2014.02.08 - 02.16

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インターナショナル・ショーケース

世界各地にネットワークを持つ文化団体と協力し、海外で活躍する要注目アーティストの作品を紹介。国際的なプログラムに関わる「つくる人」はもちろん、海外のトレンドをいち早くキャッチしたい「みる人」も見逃せないショーケースです。

話し言葉の百科全書/ジョリス・ラコスト

encyclopédie de la parole

Photo: Hervé Véronèse

コラール(日本バージョン)

KAAT神奈川芸術劇場<アトリウム>

2.13 Thu 16:00
2.14 Fri 16:00

KAAT神奈川芸術劇場<ホール>ビュッフェ

2.13 Thu 19:30
2.14 Fri 19:30

無料・予約不要

話し言葉の多様な形式に捧げられた、詩的で、生き生きとした、変容するオード — 「話し言葉の百科全書」に収録されている音声資料によって構成された演目『コラール』を上演します。リサイタルでは、シンクロして重なり合う複数の声が、さまざまな話し言葉の形式的構造を明らかにし、話し言葉によるアンサンブルを生み出します。このたび、青年団の俳優たちとのコラボレーションにより、ワークショップを経て制作された『コラール』日本バージョンが、国際舞台芸術ミーティング in 横浜にて世界初上演されます。

言語:日本語、英語、フランス語

コンセプト:プロジェクト「話し言葉の百科全書」
演出:ジョリス・ラコスト
音楽ディレクション:ニコラ・ロレ
出演:阿波屋鮎美、石松太一、串尾一輝、黒木絵美花、齋藤晴香、寺内亜矢子、藤松祥子、松井美宣、弓井茉那、横地梢、李そじん

製作:Échelle 1:1
主催:アンスティチュ・フランセ横浜、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2014 実行委員会
共同製作:ジュヌヴィリエ国立演劇センター、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場/青年団(青年団国際演劇交流プロジェクト/ジュヌヴィリエ国立演劇センター・こまばアゴラ劇場国際共同事業 Jeune Scène 2014[協力:アンスティチュ・フランセ日本])
助成:アンスティチュ・フランセパリ本部/フランス外務省プログラムThéâtre Export
Échelle 1:1は、フランス文化通信省・イル・ド・フランス地域文化局の支援ならびに、フランス芸術振興会(ONDA)とアンスティチュ・フランセパリ本部の助成を受けています。

Franco-Japonais 90th anniversary logo
Ambassade de France au Japon logo
Institut français logo
Encyclopédie de la parole / Joris Lacoste

 

話し言葉の百科全書/ジョリス・ラコスト

スピーチや話し言葉の多様な形式について、横断的な方法でアプローチするため、ジョリス・ラコストが2007年に開始したプロジェクト。詩人、俳優、造形美術家、民族誌学者、音楽家、キュレーター、演出家、ドラマトゥルク、振付家、ラジオ演出家などが参加している。あらゆる録音資料を収集し、リズムやハーモニー、圧縮、誇張、間隔、旋律、反復、残余、飽和、音色などの特徴に応じて、話し言葉を分類し「百科全書」を構成。また、百科全書の録音資料を使用し、サウンド作品、ダンス・演劇、パフォーマンス、講演会、インスタレーション、ゲームなどを制作し、公開・上演を行なっている。

シャオ・クゥ × チョウ・ツゥ・ハン

We apologize to inform you

 

We apologize to inform you

KAAT神奈川芸術劇場内、BankART Studio NYK 2F

“遺憾ながらお知らせします:それは誤りです”
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>ロビー
2.13 Thu 17:30ごろ*

“遺憾ながらお知らせします:それは忘却されるべきです”
BankART Studio NYK 2F
2.14 Fri 11:30–16:00(途中入退場可・休憩あり)

“遺憾ながらお知らせします:それは依然として誤りです”
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>ロビー
2.14 Fri 17:30ごろ*

“遺憾ながらお知らせします:それがあなたに唯一できることです”
KAAT神奈川芸術劇場<アトリウム>
2.15 Sat 18:30–20:00**(途中入退場可)

*『新長田のダンス事情』『Aomori, Aomori』(KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>)の転換中観賞可能
**『(Off) Stage / Masterclass』(KAAT神奈川芸術劇場<ホール>)終演後観賞可能

無料・予約不要

上海の旧市街を会場に、中国上海国際芸術祭の一環で上演されたパフォーマンス・アート作品。「スリーピング・ランチ」「歪曲(misrepresentation)」の2部から成り、8時間を要します。今回のTPAMでは、第2部「歪曲」を展開し、横浜の町とつながりコミュニケーションの橋がけを目指します。アーティスト2人の芸術哲学のキー・ポイントは「痕跡」と「消滅」です。

出演:シャオ・クゥ × チョウ・ツゥ・ハン
演奏:ツゥ・ハン
撮影:リー・チェン、ヤン・クゥ

主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2014 実行委員会

Xiao Ke

 

シャオ・クゥ

シャオ・クゥの作品はこれまでに上海、北京、香港、オランダ、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、ノルウェー、シンガポール、スイス、英国、アイルランドなどに招聘されている。近年は、インディペンデントのアーティストとして、パフォーマンス・アートとソーシャル・シアターの可能性を開拓。演劇の枠に縛られない多様な形式で、今日の中国のリアリティに肉迫する作品を発表している。

Zi Han

 

チョウ・ツゥ・ハン

演劇、パフォーマンスのためのヴィジュアル・アートやライブ・ミュージックに総合的なアプローチを行なっている。写真、映像、現代美術、音響作品がある。シャオ・クゥとのコラボレーションでは、写真、映像、ライブ・アート、インスタレーションを導入、パーソナルな身体にフォーカスし、中国の公的な文脈下における表現の極限を探求している。

チョン・ウニョン

(Off) Stage / Masterclass

Photo: Choengjin Keem

(Off) Stage / Masterclass

1940年代末に始まったヨソン・グック(女性国劇)は、韓国の伝統的オペラの一種で、1950年代に全盛期を迎え、60年代に衰退しました。唱いと舞を通して、よく知られた神話や小説を翻案し、韓国の伝統音楽パンソリをベースに演じるジャンルです。ヨソン・グックは明らかに、登場人物に制度的なジェンダーを当てはめ、典型的なメロドラマを用いますが、それを決定的かつユニークなやり方で転倒する形式を持っています。全ての登場人物を女性だけが演じるのです。チョン・ウニョンは主に映像作品のため、この5年間ヨソン・グックのリサーチとドキュメントに取り組んでおり、今回はその成果を、2人の重要なグック役者チョ・ヨンスクとイ・ドゥンウを招いて舞台作品として発表します。

出演:チョ・ヨンスク、イ・ドゥンウ、イ・ゲスン、キム・ヨンソク
演奏:チョ・サンミン(太鼓)、ハン・チャンヒ(大笒/テグム)、ソン・ハニョルム(牙箏/アジェン)
演出:チョン・ウニョン
演出助手:イ・ヒイン、キム・ボキョン
プロデューサー:キム・ヒョンジン
制作:韓国工芸・デザイン文化振興院(2012)、フェスティバル・ボム(2013)

主催:PARC – 国際舞台芸術交流センター
共催:横浜アーツフェスティバル実行委員会
字幕助成:LTI Korea

Cultural City of East Asia logo
Bunkacho Initiative logo
Dance Dance Dance logo
LTI logo
KCDF logo
Festival Bom logo
siren eun young jung

 

チョン・ウニョン

ソウル・梨花女子大学造形芸術学部、修士課程で絵画を専攻。英国・リーズ大学にて「ヴィジュアル・アーツにおけるフェミニズム理論と実践」の研究で修士号取得。無名の個人の情動がいかに世界の事象と結びつくか、いかにそうした結びつきが抵抗・歴史・政治となっていくかに関心を持つ。また、フェミニズム的芸術言語を拡張しようと常に試みている。2008年より韓国のヨソン・グック(女性国劇)に関するプロジェクトを展開、ヨソン・グックの女優たちのコミュニティを追跡している。2013年に同プロジェクトでエルメス財団美術賞受賞。

エルヴィ・シレン/坂本公成

KITE

『KITE』(鳥の演劇祭5、2012)
Photo: Shinji Nakashima

Ash is falling

『灰が降る』(フィンランド初演、2012)
Photo: Uupi Tirronen

日本 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)
/フィンランド ZODIAK ー コンテンポラリーダンス
レジデンス エクスチェンジ 共同製作プログラム

 

KITE

灰が降る

フィンランドと日本のダンス・アーティストが、互いの国のダンサーとクリエイティヴィティを深め、エクスチェンジ滞在制作を行ないました。
ヘルシンキにある先駆的なダンス・オーガニゼーションZODIAKとJCDNの共同製作。

『KITE』
空を飛んでいる凧は、
軽さ 喜び 遊び心 静けさ 停止
予期せぬ瞬間 勇気 スピード 自由
そして、人生そのもの。
それは私を変えてくれる。

『灰が降る』
この作品は、1900年生まれの日本の詩人三好達治による詩『灰が降る』をサブテクストに、世紀を隔ててなお人類を翻弄し続ける「核」の問題を入り口に、文明の孕む問題、その中での身体とダンスの未来を考察し、ダンス作品化する。

『KITE』
振付:エルヴィ・シレン
出演:垣尾優、川口隆夫、玉邑浩二、立石裕美
照明デザイン:藤本隆行
作曲・音響デザイン:アーケ・オッツサラ
ボイス:ミオン・ウォーシャ
衣装:斉藤絵美

『灰が降る』
振付:坂本公成
出演・声・唄:メーリ・アルトメッツ、 テルヒ・ヴィマラ、ヤルッコ・レヘムス、ヴィッレ・オイノネン
照明デザイン:藤本隆行
音響デザイン:山中透
音楽:山中透、Alva Note、Fennesz、『Tuu tuu tupakkarulla』(フィンランド民謡)
テキスト:三好達治、茨木のり子
翻訳:坂本公成、おさみつみか、ヤルッコ・レヘムス&HAIGAFURUチーム
衣装アシスタント:サンナ・ボルストム

共同製作パートナー:HIAP – Helsinki International Artists-in-Residence Programme, Full Moon Dance Festival

主催:NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)、Zodiak – Center for New Dance、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2014 実行委員会

Saison Foundation logo
JCDN logo
ZODIAK logo
Dance Info Finland logo
Embassy of Finland Tokyo logo
Finnish Institute logo
Ministry of Education and Culture logo
Helsinki Cultural Office logo
Ervi Sirén

Photo: JohannaTirronen

エルヴィ・シレン

振付家、舞踊家、舞踊指導者であるErvi Sirénは1970年代よりフィンランドのコンテンポラリーダンスの発展に広く影響を与えてきた。70年代にはカンパニーDance Theatre Rolloのダンサー/振付家として活躍し、80年代はシアターアカデミーの講師を務めながら、ソロ作品や多くの振付作品を発表。1998年から2007年には舞踊学部の教授を務めた。Sirénの身体に刻まれた知識は、多くの舞踊家へ伝えられてきた。独特なダンスメソッドを通してダンサーの動きを発展し、そこに新たなダンスの性質を可視化させている。

Kosei Sakamoto

Photo: Takuya Minami

坂本公成

振付・演出家。ダンスカンパニーmonochrome circus主宰。福岡県出身。京都大学で美学を学び、京都精華大学大学院にて人類学を学ぶ。作品はフランス、ドイツ、ポルトガルなどヨーロッパ、そしてアジア十数カ国で上演されている。京都国際ダンスワークショップフェスティバルプログラムディレクター。2009年『混浴温泉世界』での『ダンサーを探せ!! 』、2010年grafとの『直島劇場』や2011年『TROPE』など。『身体との対話』コンタクトを軸に、都市、景観、建築などへの幅広いリサーチを続けている。

IETMアジア・サテライト・ミーティング(東京、2008)
舞台芸術制作者ネットワーク会議(2009)
IETMアジア・サテライト・ミーティング(横浜、2011)
TPAMiYサマーセッション(2011)
舞台芸術AIRミーティング@TPAM(2012)
舞台芸術AIRミーティング@TPAM & ショーケース in 京都(2012)

IETM Asia Satellite Meeting (Tokyo, 2008)
Performing Arts Presenters’ Network Conference (2009)
IETM Asia Satellite Meeting (Yokohama, 2011)
TPAMiY Summer Session(2011)
Performing Arts AIR Meeting@TPAM (2012)
Performing Arts AIR Meeting@TPAM & Showcase in Kyoto (2012)

YouTubeプレイリスト

2005 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013(更新中)

Ustream録画

原子力発電所の「事故」とは何か?(TPAMiYサマーセッション2011)

YouTube Playlists

2005 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 (in progress)

Ustream Recording

What is an “Accident” of a Nuclear Plant? (TPAMiY Summer Session 2011)

開催報告書

2005 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 (1) | 2010 (2) | 2011 | 2012 | 2013

採録・記録集

IETMアジア・サテライト・ミーティング(2008)
舞台芸術制作者ネットワーク会議(2009)
舞台芸術の「公共性」と「国際性」をめぐって(2010)
• IETMアジア・サテライト・ミーティング(2011)
創造活動、社会正義、AIR(舞台芸術AIRミーティング@TPAM 基調講演、2012)

震災にあたって(2011年3月24日)

Weekly@Arts Management(韓国語、日本語、英語)
IETM(英語、フランス語)
International Coalition for Arts, Human Rights & Social Justice(英語)

Transcriptions and Reports

IETM Asia Satellite Meeting (Tokyo, 2008)
Performing Arts Presenters’ Network Conference (2008)
On the “Public” and “International” Nature of Performing Arts (2010)
• IETM Asia Satellite Meeting (Yokohama, 2011)
Creative Expression, Social Justice and AIR (Keynote address for Performing Arts AIR Meeting@TPAM, 2012)

Upon the Earthquake Disaster (March 24, 2011)

Weekly@Arts Management (Korean, Japanese and English)
IETM (English and French)
International Coalition for Arts, Human Rights & Social Justice (English)