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Hear a Pin Drop Here by Holly Ramble
Photo: John Boursnell
“Playing with Cities”
2月14日(木)18:00–22:00
15日(金)– 17日(日)12:00–22:00
*スケジュール詳細は右上のタイムテーブルをご覧ください
BankART Studio NYK 3F
入場無料
15日(金)、17日(日)にトークイベントあり
詳細⇒公式サイト
以下の2作品はご予約を受け付けます。
アント・ハンプトン『OK OK』
2月14日(木)18:00/19:00/20:00
15日(金)– 16日(土)13:00/14:00/15:00/18:00/19:00/20:00
17日(日)13:00/14:00
各回約45分・定員4名。ご予約はこちら⇒PCサイト/携帯サイト
ベルリン・ネバダ『Still Night』
2月16日(土)21:00–21:45(20:45開場)
*定員に達したため、ご予約受付は終了いたしました。
*当日参加可(お立ち見の可能性あり。直接会場にお越しください)
*空席があれば当日でもご参加いただけます。当日のお問い合わせは080-4299-2830まで。
既存の上演形態にとらわれないパフォーマンスや展示、ワークショップを手がけることで定評のある英国のアーティスト主導型のアートユニット、フォレスト・フリンジとブリティッシュ・カウンシルが共同で提供するパフォーミングアートのショーケース & クリエイティブ・ラボ。“Playing with Cities(都市と遊ぼう)”をテーマに、都市空間におけるアーティストと観客の新たな関係性を、観客参加型のパフォーマンスや、日英のアーティストのコラボレーション、ワークショップなどを通して模索します。
フォレスト・フリンジ
アンディー・フィールドとデボラ・ピアソンの2人のディレクターにより、2007年のエジンバラ・フェスティバルの期間中に立ち上がったアーティスト主導型のジャンルを超えた実験的・冒険的パフォーミングアートの進化形。アーティストと観客が場をつくり、さまざまな体験を生み出し、新しい形のコミュニティーを形成していく。多彩なアーティストが集結することにより、個々のアーティストや作品では成立しえない、新たな街の姿が見えてきます。
主催:ブリティッシュ・カウンシル、急な坂スタジオ、ヨコハマ創造都市センター(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
協力:高知県立美術館
問合せ:ブリティッシュ・カウンシル ✉
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Photo: Briony Campbell
アンディー・フィールド(フォレスト・フリンジ 共同ディレクター)
作家・パフォーマンス制作者・キュレーターとして、サウスバンク・センター、バタシー・アーツ・センター、ICA、グラスゴーのアーチといった場を舞台に、新しい上演形態のパフォーミングアートをプロデュースしている。「フォレスト・フリンジ」は、既存の演劇形態にとらわれないパフォーマンス作品の上演を手がけることで定評があるアーティスト主導型のプロジェクト。作家・コメンテーターとして、英国ガーディアン紙のウェブサイトで演劇に関するブログを掲載するほか、自身のサイトでも様々な意見を発信している。
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アント・ハンプトン『OK OK』
英国のパフォーミングアーツユニット、ロトザザの創立者で劇作家・演出家のアント・ハンプトン。『エチケット』『ぐるぐる』など観客がパフォーマーとして作品に主体的に参加する作品を多く発表している。『OK OK』は、美術家Gert-Jan Stamとのコラボレーションプロジェクトとして2011年に発表。観客であり登場人物である4名の参加者が、台本を手に作品を作り出していく、観客参加型のパフォーマンス。
*観客自身によって日本語あるいは英語で上演
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ブライアン・ローベル『Carpe Minuta Prima』
ニューヨーク生まれ、ロンドン在住のパフォーマー、ブライアン・ローベルによる観客参加型パフォーマンス。「カーペ・ミヌータ・プリーマ」とは「私の1分間をお楽しみください」という意味。「あなたの人生のうちの1分間を私に100円で売ってください」とパフォーマーが観客に請い、観客が演じる1分間の映像を撮影し、それを録画したDVDを100円で販売するという異色のパフォーマンス。
*特別パフォーマンスを開催 パフォーマー:石黒曜子、竹田英司(中野成樹 + フランケンズ)
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ティム・エッチェルス『Give Up On Your Dreams』
パフォーマンスのみならず、ビジュアルアートなど多彩な作品を発表している英国のアーティスト。1984年に英国シェフィールドを拠点とするパフォーマンス・カンパニー、フォースド・エンタテインメントを設立し、世界各国で作品を発表する他、日本でもあいちトリエンナーレ2010やPostmainstream Performing Arts Festivalで作品を発表したほか、ダンサー・振付家の池田扶美代ともコラボレーションを行っている。今回は新作のインスタレーションを発表。
*展示
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Picture by Silvia Mercuriali
ベルリン・ネバダ『Still Night』
英国の劇団シャントの創設メンバーのジェマ・ブロキスと、ロトザザにも参加していたシルヴィア・メレクリアーリのコラボレーションユニット、ベルリン・ネバダ。公共スペースを舞台に観客体験型のパフォーマンスを発表している。イタリアの作家、イタロ・カルヴィーノの代表作『見えない都市』に着想を得て制作された『Still Night』は、パフォーマンスの開催都市をモチーフに、観客に自分達の都市について新たなビジュアルイメージを提示する。
*英語上演・日本語訳あり
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ホリー・ランブル『One Minute Birdwatching』『Hear the pin drop here』
英国を拠点に活動するサウンドアーティスト、ミュージシャンのホリー・ランブル。参加者と外に出て、あるルールに則って1分間で行うバードウォッチング・パフォーマンス『One Minute Birdwatching』と、虫ピンが地面に落ちるそのかすかな音を拾うために、騒々しい街の中をくまなくリサーチしながら、普段聞き過ごしてしまうような街のあらゆる音に耳を澄ませて繰り広げるパフォーマンス『Hear the pin drop here』を発表。
*『One Minute Birdwatching』英語上演・日本語訳あり
*『Hear the pin drop here』英語 + 日本語上演
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plan b『a day in the life – the walkers of birmingham』
ソフィア・ニューとダニエル・ベラスコ・ロジャーズの2人によるユニット。パフォーマンス作品、長期的なプロジェクト、観客参加型プロジェクト、GPSなどの測位システムやオーディオを用いたプロジェクトを行い、その結果を長期のデータ収集活動として発表している。『A Day in the Life, the Walkers of Birmingham』はGPS追跡装置を用いて、人々の移動を24時間トレースし、都市に生きる人々のひとつの肖像を描き出したインスタレーション。
*展示
クリエイティブ・ラボ
日本と英国のアーティストが、横浜に滞在しながら新しい形で都市を開拓します。参加アーティストがうみだす新たな発想と創造の過程はインタラクティブに配信していきます。
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エラ・グッド & ニッキー・ケント
エラ・グッド&ニッキー・ケントは、ブリストル出身のアーティスト。アーティスト主導で運営するResidenceのメンバー。会話、人間関係、参加といった人と人との微妙なコミュニケーションから大きなテーマやコンテクストを導き出す方法を模索しながら、会話形式のパフォーマンスを発表。
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リチャード・デドメニシ
リチャード・デドメニシは世界中のさまざまな状態の中で起こる偶然の出来事や状勢のなかにうまれる予測不可能なつながりをコンセプチュアルアートの手法を利用してさまざまなパフォーマンスを展開。
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デビー・ピアソン
アンディー・フィールドとともにフォレスト・フリンジの共同ディレクターを務めるデボラ・ピアソン。サイトスペシフィックの現代オペラの脚本家やソロパフォーマーとしても活躍。
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ターニャ・エルホーリー
ターニャ・エルホーリーはロンドンとベイルートを拠点に活動するアーティスト。大英博物館からレバノン内紛中の軍事基地にいたるまでさまざまな場所で、観客を自身のコラボレーターとして巻き込みながら実験的・挑戦的なパフォーマンスを展開。
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©Reiji Saito
佐々瞬
1986年宮城県生まれ、東京都在住。音、構造物、テクストなどがあわさる多層的な表現により、フィクションと現実、異なる時空を交差させ、「現在」を複数の豊かな可能性の中に開く。近年は、展示とパフォーマンスを組み合わせた活動も行う。主な参加展覧会に、「No Man’s Land」(在日フランス大使館、東京、2009年)、「大邱フォトビエンナーレ2012 Dance on a Thin Line」(大邱芸術発展所、韓国、2012年)、「MOTアニュアル2012」(東京都現代美術館、2012年)、「Omnilogue:Your Voice is Mine」(シンガポール国立大学美術館、シンガポール、2013年)など。
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渡辺美帆子
1987年生まれ。渡辺美帆子事務所主宰。2010年日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業。同年、青年団演出部入団。2013年、美術家・俳優である遠藤麻衣と「二十二会」を結成。演劇(ヒトがヒトを見ること)を使い、ヒトがヒトとして認識されるのは何故か、及び、ヒトがヒトとして認識される際に起きる事象について、作品にしている。観客に対するアプローチが多く、見る側と見られる側が隔てられないような演出に特徴がある。ここにいながらにして、ここにはないものを描く。